水の幻視 ~ナンバー278の幻視

益体もない「思索」と「おこない」の点描的記録

2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒト──汝か弱きもの 〜3〜

SF

(この文章は「ヒト──汝か弱きもの ~2~」の続きです。できれば〜1〜からお読みください。 ) 人間は集団で生きる生物、社会生活を行う生物として進化した。それは最初からそうであったろう。当然、集団というものに親和的な個体である方が都合がよく、生存に有…

ヒト──汝か弱きもの 〜2〜

SF

(この文章は「ヒト──汝か弱きもの ~1~」の続きです。できれば〜1〜からお読みください。 ) ちなみに、「わかりやすい答えを求め、それに満足できるヒト」の逆はいったいどんなヒトだろうか。 「答えが単純でないことに耐えられるヒト」とでもいうべきだろう…

ヒト──汝か弱きもの 〜1〜

SF

前回、終わりのほうで「それが、人間の弱さだ」と書いた。 しかし後から、いや「強さ」かもしれないぞ、と考え直した。──ひねくれ思考の一つである。 考えてみると、人間ほど弱々しい哺乳類は珍しい。 毛皮がないので寒さに弱い。身を守る角もなければ鋭い牙…

かくて世は陰謀にまみれたり 〜3〜

SF

(この文章は「かくて世は陰謀にまみれたり 〜2〜」の続きです。できれば〜1〜からお読みください。 ) 実をいうと私は若いころからUFOや超常現象、あるいは陰謀論について書いた本が好きで、と学会が好んで取り上げるような書籍をけっこう大量に読み漁ってき…

かくて世は陰謀にまみれたり 〜2〜

SF

(この文章は「かくて世は陰謀にまみれたり 〜1〜」の続きです。できれば〜1〜からお読みください。 ) このブログで私が何回か取り上げた“集団ストーカー言説”も、陰謀論によく似ている。真っ向からの批判者が少ないという点も同じだ。 ムーンークス説などと…

かくて世は陰謀にまみれたり 〜1〜

SF

最近時間がたつのが早い。 このブログ、「日記」というより「月記」になっているなあと思っていたら、いつの間にか二月は過ぎ去って「隔月記」になってしまった。そして三月はもうまもなく半ばにさしかかろうとしている。 さて・・・・ すでに二ヶ月以上前の話で…