水の幻視 ~ナンバー278の幻視

益体もない「思索」と「おこない」の点描的記録

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ディーリアス! -3-

(この文章は「ディーリアス! -2-」の続きです。できれば-1-からお読みください。 ) Man is a mystery; Nature alone is eternally renewing. 「人生は一つの謎、自然は永遠に回帰する」とでも訳せばいいのだろうか。前半を「人間は空しい」と訳している人も…

ディーリアス! -2-

(この文章は「ディーリアス! -1-」の続きです。できれば-1-からお読みください。 ) 旋律の美しい、いわゆるメロディーメイカーといわれる作曲家はたくさんいる。例えば、ロシアのチャイコフスキーやラフマニノフなどはすぐ名前の浮かぶところだ。 そういう…

ディーリアス! -1-

フレデリック・ディーリアスのことをいずれ書かねばならないと考えてきた。 ディーリアスというのは不思議な作曲家である。 最初の出会いはFMラジオ・・・だったか。曲名は忘れた。強烈な印象はなくて聴き流した感じだったが、それでも「いったいこの曲はなんだ…