水の幻視 ~ナンバー278の幻視

益体もない「思索」と「おこない」の点描的記録

2005-01-01から1年間の記事一覧

自分は何人?

SF

(この文章は「自分は何人? の続きです。できればからお読みください。 ) いったい人格というものはなんなのだろうか。 アメリカの高名な数学者ロジャー・ペンローズ(出身はイギリス)は、現在のコンピュータをいくら発展させても、人間の精神を再現することは…

自分は何人?

SF

(この文章は「自分は何人? の続きです。できればからお読みください。 ) さて、ここで統合失調症を考えてみる。 統合失調症に罹患すると「自分と外界との境界が曖昧化する」のだそうだ。 書くと簡単だが、なかなか想像しにくいことではある。それはどうやら…

自分は何人?

SF

想像や夢の世界において何かをなそうとするとき、それを微妙に妨害する「何者」かの存在を意識したことがないだろうか。 例えば、ある音楽の旋律を頭の中で辿っているとき、その旋律を完璧に覚えているはずなのに、ある一部分の調性が別のものになってしまっ…

やすらひの日Ⅲ

SF

(承前) 私のブログにしては珍しく前回の文章にコメントがついた。 そのコメントによって誤解を受ける可能性に気づいたので、若干この一連の文章の意図について触れておく。 そもそも、ここで集団ストーカーなるものが実在するかどうかについて議論する意図は…

やすらひの日Ⅱ

SF

(承前) 集団ストーカーに関わるネット上での「ざわめき」は、不謹慎ながら、わが想像力を刺激してやまない。 ちょっと益体もない想像と飛躍をしてみたいと思うが・・・・ 一つは、統合失調症の人の病識とはいったいいかなる具合なんだろうか、ということだ。 私…

やすらひの日

SF

ネットサーフィン*1をしていて「集団ストーカー」という言葉に出会った。 ご存じない方はGoogleなどで一度検索されてみるといい。恐るべき数のサイトが引っかかってくるだろう。*2 曰く・・・・ 私は集団からストーキングされている。 隣家の奥さんと取り巻きの…

センチメンタル・フィッシング

先月末。久しぶりに釣りに出かけた。 明石の大蔵海岸。明石大橋が開通する直前にできたベランダ型の釣り場で、環境は非常にいい。近くに駐車場もトイレもあり、金属の手摺があるので子どもがいても安心だ。この日は釣り場のすぐ近くにある大型スポーツ用品店…

本能or文化

間が空いてしまった。子どもの頃からずっとそうだったように、私には日記はとても無理だ(笑)。思考が1日単位では動かないのである。 というのは言い訳で、単に怠け者だということだ。前回、次のような文を書いた。 >はっきり言って、私は暗い音楽が好きだ。…

つっぱる音楽つっぱらない音楽

Krzysztof Penderecki(クシシュトフ・ペンテレツキ) 1933年生まれ。ポーランドの現役の作曲家。 かつては激烈なトーンクラスターを甲冑のごとくまとって、現代音楽の平原を肩で風を切って歩いていたが、1980年代から新ロマン主義に転じた。「広島の犠牲者に…

幻聴(つづき)

SF

〜承前 不規則な睡眠をしていたころは金縛りに遭うことも多かった。あれはなぜか強い恐怖感を伴う。脳のシステムの機序に基づいた恐怖感──すなわち正常な反応なのだろうと思うが、心霊体験というのは、おそらくこういった恐怖感と関係しているのではあるまい…

幻聴

SF

睡眠が不規則だったせいか、ときおり幻聴を聴くことがあった。若いころは、読書や書きものに熱中してしょっちゅう夜更かしや徹夜をしていたので、よく幻聴を聴いた。 厳密に言えば、精神医学的な意味での幻聴ではなく、入眠時幻覚の一種──まあ夢みたいなもの…

つれないつり

海が好きなのである。 泳ぐのは、最近体力も気力も落ちてだめだが、浮き輪で浮いているのは好きだ。 鮫のいない日本の海では、これは極楽である。まあ、最近は異常気象で、鮫もたまに回遊してきているようだが。・・・・ もっと好きなのは、海の生物と戯れる…

Einojuhani Rautavaara

ちょっとした思いつきで、今日からブログを立ち上げることにした。 カテゴリはいくつか設定したけれども、結局、毎回あいまいな雑感になるのではと思っている。 よろしくお願いします。 先日、ネットサーフィン(死語)をしていて、表題のEinojuhani Rautava…